Arch LinuxでWi-Fiに接続する方法:iwdとiwctlの使い方

Arch Linuxでiwdとiwctlを使ったWi-Fi接続の手順を解説。インストールから接続、トラブルシューティングまで網羅。初心者でも安心の実践ガイド。

Arch LinuxWi-Fiiwdiwctl無線LANネットワーク2026/5/25

はじめに

Arch Linuxをインストールした後、Wi-Fiに接続する必要があります。本記事では、軽量でシンプルな無線LANデーモン「iwd」とそのクライアント「iwctl」を使ったWi-Fi接続手順を解説します。iwdはsystemd-networkdやdhcpcdと組み合わせて使うことが推奨されており、従来のwpa_supplicantよりも設定が簡単です。

1. iwdのインストールと有効化

まず、iwdパッケージをインストールします。

sudo pacman -S iwd

次に、iwdサービスを起動し、自動起動を有効にします。

sudo systemctl enable --now iwd

ステータスを確認して正常に動作しているかチェックします。

sudo systemctl status iwd

2. iwctlでWi-Fiに接続する

iwctlはiwdの対話型クライアントです。以下の手順で接続します。

2.1. iwctlを起動

sudo iwctl

プロンプトが [iwd]# に変わります。

2.2. Wi-Fiデバイスの確認

[iwd]# device list

利用可能な無線インターフェースが表示されます。通常は wlan0 などです。

2.3. アクセスポイントのスキャン

デバイス名が wlan0 の場合、以下のコマンドでスキャンします。

[iwd]# station wlan0 scan

2.4. 利用可能なネットワーク一覧表示

[iwd]# station wlan0 get-networks

SSIDとセキュリティ方式が表示されます。

2.5. ネットワークに接続

SSIDが MyWiFi の場合、パスワード認証なら以下のように接続します。

[iwd]# station wlan0 connect MyWiFi

パスワードを求められるので入力します。パスフレーズは表示されません。

2.6. 接続確認

[iwd]# station wlan0 show

Stateconnected になっていれば成功です。

2.7. iwctlを終了

[iwd]# exit

3. IPアドレスの取得(DHCP)

iwdはL2(データリンク層)までの接続を担当します。IPアドレスを取得するにはDHCPクライアントが必要です。以下に2つの方法を紹介します。

3.1. systemd-networkdを使う(推奨)

systemd-networkdはsystemdに含まれるネットワーク管理デーモンです。

まず、設定ファイルを作成します。

sudo nano /etc/systemd/network/25-wireless.network

以下の内容を記述します。

[Match]
Name=wlan0

[Network] DHCP=yes

次に、systemd-networkdを有効化して起動します。

sudo systemctl enable --now systemd-networkd

3.2. dhcpcdを使う場合

dhcpcdは軽量なDHCPクライアントです。

sudo pacman -S dhcpcd
sudo systemctl enable --now dhcpcd@wlan0

注意:dhcpcdとsystemd-networkdを同時に使うと競合する可能性があるため、どちらか一方にしてください。

4. 自動接続の設定

iwdは接続したネットワークの情報を /var/lib/iwd/ に保存します。同じネットワークに再度接続する際は、以下のように自動的に接続されます。

ただし、自動接続を有効にするには、known-networks に設定を追加する必要があります。

sudo iwctl
[iwd]# known-networks list
[iwd]# known-networks MyWiFi set-property AutoConnect yes
[iwd]# exit

5. トラブルシューティング

5.1. デバイスが見つからない

lspci -k | grep -A 3 -i network

ハードウェアが認識されているか確認します。無線LANチップがサポートされていない場合は、追加のファームウェアが必要です。

5.2. iwdサービスが起動しない

sudo journalctl -u iwd -xe

ログを確認してエラーを特定します。権限の問題や設定ミスが原因の場合があります。

5.3. 接続はできるがインターネットにアクセスできない

DNS設定を確認します。/etc/resolv.conf が正しいか確認し、必要に応じてsystemd-resolvedを使います。

sudo systemctl enable --now systemd-resolved
sudo ln -sf /run/systemd/resolve/stub-resolv.conf /etc/resolv.conf

5.4. iwctlでパスワード入力時にエラー

パスフレーズに特殊文字が含まれる場合、シングルクォートで囲むと安全です。

[iwd]# station wlan0 connect 'MyWiFi!@#'

*この記事はArch Linuxを実機で日常運用しているSioが、実際のインストール・設定経験に基づいてAI生成コンテンツをレビュー・補完しています。btrfsサブボリュームとLUKS暗号化環境で検証済みです。*

まとめ

本記事では、Arch Linuxでiwdとiwctlを使ってWi-Fiに接続する方法を解説しました。iwdはシンプルで高速な無線LAN管理ツールであり、systemd-networkdと組み合わせることで安定したネットワーク環境を構築できます。初心者の方も、手順に沿って設定すれば問題なく接続できるはずです。

さらに詳しい情報は、Arch Wikiの「iwd」ページを参照してください。