Arch LinuxのUSBインストールメディアをddとbalenaEtcherで作成する方法

Arch LinuxのUSBインストールメディアをddコマンドとbalenaEtcherを使って作成する手順を詳しく解説。初心者でも失敗しない書き込み方法とトラブルシューティングを紹介。

Arch LinuxUSBddbalenaEtcherISO書き込み2026/5/25

はじめに

Arch Linuxをインストールするには、まずUSBメモリなどのインストールメディアを作成する必要があります。この記事では、ddコマンドbalenaEtcherという2つの方法で、Arch LinuxのISOイメージをUSBに書き込む手順を詳しく解説します。どちらの方法も確実ですが、初心者にはbalenaEtcher、中級者以上にはddコマンドがおすすめです。

準備するもの

  • Arch LinuxのISOイメージ: 公式サイトから最新版をダウンロード
  • USBメモリ: 2GB以上(推奨4GB以上)
  • 書き込みツール: dd(標準搭載)またはbalenaEtcher(公式サイトからダウンロード)
  • 方法1: ddコマンドで書き込む

    ddはLinux標準のコマンドで、低レベルな書き込みが可能です。ただし、誤ったデバイスを指定するとデータが消えるため注意が必要です。

    手順

  • USBメモリを接続し、デバイス名を確認
  •    lsblk
       

    出力例:

       NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
       sda      8:0    0 238.5G  0 disk
       └─sda1   8:1    0 238.5G  0 part /
       sdb      8:16   1   7.5G  0 disk
       └─sdb1   8:17   1   7.5G  0 part /run/media/user/USB
       

    この例ではsdbがUSBメモリです。サイズやラベルで判断しましょう。

  • USBメモリがマウントされていればアンマウント
  •    umount /dev/sdb1
       

    パーティションが複数ある場合は全てアンマウントします。

  • ddコマンドでISOを書き込む
  •    sudo dd bs=4M if=/path/to/archlinux-xxxx.xx.xx-x86_64.iso of=/dev/sdb status=progress oflag=sync
       

    - bs=4M: 一度に書き込むブロックサイズ。デフォルトは512バイトですが、4Mにすると高速化 - if=: 入力ファイル(ISOのパス) - of=: 出力先デバイス(USBメモリのデバイス名。パーティション番号(sdb1など)ではなく、デバイス全体(sdb)を指定) - status=progress: 進捗を表示 - oflag=sync: 書き込み完了まで待機

    実行例:

       sudo dd bs=4M if=~/Downloads/archlinux-2025.01.01-x86_64.iso of=/dev/sdb status=progress oflag=sync
       

  • 書き込み完了を確認
  • 完了すると「... records in」「... records out」と表示されます。念のためsyncコマンドでバッファをフラッシュします。

       sync
       
  • USBメモリを安全に取り外す
  •    sudo eject /dev/sdb
       

    方法2: balenaEtcherで書き込む

    balenaEtcherはGUIツールで、初心者でも簡単に使えます。クロスプラットフォーム対応です。

    手順

  • balenaEtcherをインストール
  • Arch LinuxではAURからインストールできます。

       yay -S balena-etcher
       

    または公式サイトからAppImageをダウンロードして実行。

  • balenaEtcherを起動
  • ターミナルからbalena-etcherと入力するか、アプリケーションメニューから起動します。

  • ISOイメージを選択
  • 「Flash from file」をクリックし、ダウンロードしたArch LinuxのISOを選択します。

  • ターゲットUSBを選択
  • 「Select target」をクリックし、接続したUSBメモリを選択します。自動で認識されます。

  • 書き込み開始
  • 「Flash!」ボタンをクリックします。管理者権限が求められるので、パスワードを入力します。

  • 完了まで待つ
  • 書き込みが完了すると「Flash Complete!」と表示されます。自動でベリファイも行われます。

    トラブルシューティング

    ddコマンドで「Permission denied」

    sudoを付け忘れていませんか?必ずsudoで実行してください。

    ddコマンドで「No space left on device」

    USBメモリの容量がISOより小さい場合に発生します。2GB以上のUSBを使用しましょう。

    balenaEtcherで「Error: 0x00000000」

    USBメモリのフォーマットが原因の場合があります。一度FAT32でフォーマットしてから再試行してください。

    書き込んだUSBから起動しない

  • BIOS/UEFI設定でUSBブートが有効か確認
  • セキュアブートを無効にしてみる
  • 別のUSBポートや別のUSBメモリで試す

  • *この記事はArch Linuxを実機で日常運用しているSioが、実際のインストール・設定経験に基づいてAI生成コンテンツをレビュー・補完しています。btrfsサブボリュームとLUKS暗号化環境で検証済みです。*

    まとめ

    Arch LinuxのUSBインストールメディアは、ddコマンドまたはbalenaEtcherで簡単に作成できます。

  • ddコマンド: 高速で確実。ただしデバイス指定を間違えるとデータ消失リスク。中級者以上向け。
  • balenaEtcher: GUIで直感的。初心者でも安心。ベリファイ機能付き。
  • どちらを選ぶかは好みですが、初めての方はbalenaEtcherをおすすめします。作成したUSBメディアを使って、Arch Linuxのインストールを進めてください。

    参考: Arch Linux 公式インストールガイド