Arch Linuxで選ぶタイル型WM:i3 vs Sway 徹底比較

Arch Linux向けタイル型ウィンドウマネージャi3とSwayを徹底比較。機能、設定、Wayland対応など違いを解説し、あなたに最適なWMを選びます。

Arch Linuxi3Swayタイル型ウィンドウマネージャ比較2026/5/25

はじめに

Arch Linuxはカスタマイズ性の高さから、タイル型ウィンドウマネージャ(WM)と相性が良いディストリビューションです。中でもi3Swayは人気のタイル型WMです。本記事では、i3とSwayの違いを徹底比較し、あなたに最適なWMを選ぶ手助けをします。

各ツールの概要

i3

i3はX11上で動作する軽量なタイル型WMです。2009年から開発が続けられ、豊富なドキュメントとコミュニティがあります。設定ファイルは~/.config/i3/configに記述し、テキストベースで直感的にカスタマイズ可能です。キーバインドも標準で充実しており、初心者から上級者まで幅広く使われています。

Sway

SwayはWaylandコンポジタとして動作するタイル型WMで、i3と互換性のある設定ファイルを利用できます。Waylandの利点(セキュリティ、フレームレートの向上など)を活かしつつ、i3と同じ操作性を提供します。Swayはi3の設定をそのまま流用できるため、X11からWaylandへの移行をスムーズに行えます。

比較表

項目i3Sway
ディスプレイサーバX11Wayland
設定ファイル~/.config/i3/config~/.config/sway/config (i3互換)
マルチモニタ対応対応 (Waylandネイティブ)
画面分割手動分割手動分割 (同様)
コンテナレイアウトタブ、スタック、分割タブ、スタック、分割 (同様)
キーバインドカスタマイズ可能カスタマイズ可能 (i3互換)
バーi3bar (polybar等も可)swaybar (waybar等も可)
スクリーンショットscrot, import等grim, slurp等
クリップボードxclip, xselwl-clipboard
スクリーンレコーディングffmpeg (X11)wf-recorder
ドキュメント豊富i3互換で充実

長所と短所

i3の長所

  • 安定性: 長年の開発でバグが少ない
  • 豊富なツール: X11向けのアプリケーションが多数利用可能
  • 互換性: 古いハードウェアでも動作
  • コミュニティ: 情報量が多く、トラブルシューティングが容易
  • i3の短所

  • X11の限界: セキュリティやパフォーマンス面でWaylandに劣る
  • HiDPI対応: ディスプレイごとのスケーリングが複雑
  • フレームレート: ゲームなどでWaylandより劣る場合がある
  • Swayの長所

  • Waylandの利点: 高セキュリティ、滑らかな描画、正確なタッチ入力
  • HiDPI対応: ディスプレイごとのスケーリングが容易
  • i3互換: 設定ファイルをそのまま使えるため移行が簡単
  • モダン: 新しい技術に対応
  • Swayの短所

  • アプリ互換性: Wayland未対応のアプリはXWayland経由で動作(一部機能制限)
  • ツールの不足: X11向けツールの代替が必要
  • 学習曲線: 一部のX11固有機能が使えない
  • NVIDIA GPU: プロプライエタリドライバとの相性問題あり(オープンソースドライバ推奨)
  • おすすめはどちら?

    i3がおすすめな場合

  • X11で安定した環境を求めている
  • 古いハードウェアを使用している
  • 多くのX11専用アプリを利用している
  • NVIDIA GPUを使用している(Waylandで問題が発生する場合)
  • Swayがおすすめな場合

  • 新しいWayland環境を試したい
  • HiDPIディスプレイを使用している
  • セキュリティやパフォーマンスを重視する
  • i3からの移行を考えている
  • 最新の技術に対応したい
  • インストールと初期設定

    i3のインストール

    sudo pacman -S i3-wm i3status dmenu
    

    設定ファイルをコピーして編集:

    mkdir -p ~/.config/i3
    cp /etc/i3/config ~/.config/i3/config
    

    Swayのインストール

    sudo pacman -S sway swaylock swayidle waybar
    

    設定ファイルを作成(i3の設定を流用可能):

    mkdir -p ~/.config/sway
    cp /etc/sway/config ~/.config/sway/config
    

    *この記事はArch Linuxを実機で日常運用しているSioが、実際のインストール・設定経験に基づいてAI生成コンテンツをレビュー・補完しています。btrfsサブボリュームとLUKS暗号化環境で検証済みです。*

    まとめ

    i3とSwayはどちらも優れたタイル型WMですが、ディスプレイサーバの違いが大きな分岐点です。X11の安定性を重視するならi3、Waylandの先進性を求めるならSwayを選びましょう。Arch Linuxでは両方とも簡単に導入でき、設定も似ているため、一度両方を試してみることをおすすめします。あなたの使い方に合ったWMを見つけてください。